保護 |
投稿:院長 |
今日から、医院のお隣のアパート?社員寮?が老朽化のため取り壊し作業が始まりました。 その様子を見守るように、電線にヒヨドリ?が4羽止まってます。(この時、4羽という数は気にならなかったのですが、後で意味あることに気づきます) そしてその口先には毛虫みたいなものをくわえてるようです。 そのさまを見て、頭の中で、「あの、建物の中にヒナがいるんだ!」と判断し、スタッフとともに作業している人に、「多分、窓周辺にヒナがいると思うので、中見ていいですか?」と確認を取り、いそうなところを探してみると、、、いました! 戸袋の中にヒナが! おー、たくさんいる!ぱっと見、6,7羽! ヒナがいたことを作業員の方に話し、まず、そこを外から解体し、渡してもらうことに! 「取り出しました」との連絡を受け、引き取りに行くと7羽いました。 「ピーピー」うるさいのかと思っていたら、みんな静かで、「大丈夫なの?」と心配になりました。 さあ、次はどうする?と考えることなく、スタッフに「高坂動物病院の先生に電話して、どうすればよいか聞いてみて?」とお願いし、ボクは診療に!(以前、2度程、1度目はジョギング中、トラックか乗用車にあたり、地面に落ちていた燕を診てもらいに、2度目は巣から落ちて飛べなくなったカラスの子を診てもらったことがあるのです) 先生の話によると、子のいる巣の位置が10mもずれると親は諦めてしまうことが多いとのことで、わかりやすいように2階のベランダにおいてみましたが、気づかず、、、 あとはヒナが泣けば、親に気づいてもらえることもあるそうなのですが、泣かないので、それもダメ。時間が経てばヒナが干からびるとのアドバイスも受けていたので、親には申し訳ないが、先生のところに連れて行くことにしました。 昼休みに先生のところに伺い、簡単な経緯をご説明し、それぞれのヒナの体重を量ったあと、動物病院をあとにしました。 医院に戻り、「やれやれ」とコーヒーを飲んでホットしていると、玄関チャイムが「ピンポーン」となり、出てみると朝の作業員さん、、、。 「あら、どうしたんですか〜?」と尋ねると、 「別のところにまだいました!」 Σ(゚д゚;) 「えっ、何羽いたんですか?」 「6羽です」 「すぐにとりにいきます!」と保護しに、、。 その時に、電線に4羽止まっていた意味が分かりました。 「そういうことだったのか!」 今度は最初のより小さめで、結構「ピーピー」泣いていたので、少し安心はしたものの、「もしかして、この子達は朝から何も食べてない?」とそれはそれで心配になり、先生のところは午後の診療は4時半からみたいだったので、ちょっと時間があくからまずいなと感じ、まず水分補給で水をスポイトで飲ませ、その後ネットで、ヒナの餌を検索すると、ドッグフードをふやかしたものでもよさそうだったので、スタッフのおうちにあるドッグフードを取りに行ってもらい、与えたらみんなよく食べたので、少し安心できました 動物病院の午後の診療の4時半を待ち、電話をすると「すぐに連れてきてもらえると助かります」とのことだったので、ボクも診療があったので、スタッフにお願いして先生のもとに届けてもらいました。 それにしても、高坂動物病院の先生は野生の傷ついた鳥などを保護する活動をされているのですが、本当にありがたく頭が下がります。結構持ち出しが多いとのことで、この子達の餌代の足しになればとカンパもさせていただきました。感謝です! これでほんとに終わったなと、ふと窓の外を見ると電線に親鳥の姿が、、、 涙腺崩壊です、、、、。 |
2021年5月8日(土) |
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